今回の記事では、2019年から始めた投資信託での運用状況をまとめました。
2019年といえば年金2000万円問題が記憶に新しいですね。
資産運用を始めた経緯やコロナショックで運用結果にどのような影響があったか説明していきます。
1. 年金頼りはダメ!2つのリスクに備えよう!
令和元年に金融庁からこのようなデータが開示されました。
夫婦2人暮らしの年金受給世帯の生活費は平均約26万円、対して年金の支給額平均は約 20.5万円。
毎月5.5万円不足しているとういう報告書です。
老後95歳まで長生きしたと 仮定すると、年金支給開始時までに2,000万円を準備している必要があるという内容。
この報告書が開示された当時は困惑の声が多く上がりました。
あそこまで大きな騒ぎになるとは金融庁も想定外で、本当の真意は資産運用の必要性を呼びかけることにありました。
このような話は以前から聞いていたので私自身驚きは少なかったです。
私は2012年から個人年金保険に加入をしていますが、当時のパンフレットにもこのような記述がありました。
金額に差異はありますが、老後の生活を年金にのみ頼るのではなく、自助努力での蓄えが必要ということは今に始まった話ではないということです。
私が既に個人年金を積み立てているのに資産運用が必要だと感じた理由は、下記の2つのリスクに備える必要があると感じたためです。
2020年現在で月々5.5万円不足しているのに、私たちが老後を迎える時には更なる資金が必要なのはいうまでもありません。
この2つのリスクを考えると、銀行口座内に眠っている資金を運用に回し、増やす行動をとらなければと思いました。
2.運用する場合は慎重に。情報ルートは多岐にわたって
実際運用するにあたり情報収集は慎重に行いました。
せっかく投資するのに資産を減らしたくはないからです。
資産運用については書籍・ブログ・YOUTUBEでたくさん情報が発信されていますが、異なる立場の意見を取り入れることをお勧めします。
資産 運用といっても会社経営者・不動産投資家・証券会社・保険会社さまざまな立場から都合の良い商品を推奨してくるからです。
私はどの立場の人も共通して推奨していた「インデックス投資」を始めることにしました。
推奨する人が多ければ、初心者も参入しやすく最適解に一番近いと考えたからです。
インデックス投資とは、ある指数に連動して価格が上下するファンドに投資する手法です。
私はS&P500というアメリカの優良企業の指数に連動する投資信託を中心に投資をしています。
3.実際の運用経過はどうか?
私はつみたてNISA口座を開設し、「楽天全米株式インデックス・ファンド」と「 emaxis slim 先進国株式インデックス」を毎日定額購入しています。
一度に資金を投資 するのではなく、相場が上がった日も下がった日も毎日積み立てることで安定的な運用を目指しています。
このような運用方法のことを「ドルコスト平均法」といいます。
本格的な積み立てを2020年1月から行っていますので、それぞれの年初来のパフォーマンスを見ていきましょう。
5月までの運用結果:コロナショックで一時期は-26,2%まで評価額が減りましたが、毎日コツコツと買い付けし続けることで、5月末時点では+4,28%まで回復しました。
このように相場が上がった時も下がった時も買い付けすることで安定的に運用ができているといえます。
ドルコスト平均法の効果がよく出ていますね。
5月までの運用結果:楽天VTIと同様にコロナショックで一時期は-26,6%まで評価額が減りましたが、ドルコスト平均法の効果で+2,30%まで回復しました。
暴落の局面では、大きくジャンプする前にしゃがんでいる状態だと考えています。
そう思えば気持ちも楽になりますね。
まとめ
相場が下落した時でも淡々と買い続けることで平均購入単価が下がり、相場価格が回復するにつれ評価額が大きく回復していきました。
これが積み立て投資の効果になります。
短期間で大きく資産を増やすことは難しいですが、安定的に運用し続けられるので、資産形成には最適な運用方法だと考えています。
今後コロナウィルスの第2波・第3波が発生すると、相場が大きく動く可能性があります。
目先は米中関係の悪化も懸念材料として控えていますし、今年はアメリカの大統領選挙という大きなイベントがあります。
このまま順調に相場が回復し続けるかはわかりませんが、ドルコスト平均法での運用によって、世界の株価が暴騰暴落しても精神的に安心して過ごしていられます。
一歩一歩資産作りをしていきましょう。
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