新卒でメーカー兼商社(事務職)へ入社した私ですが、結婚を機に退職をしました。
夫は転勤ありきの職についていたので、自宅で完結する仕事を探す日々。
ご縁があり、現在フルリモートワークで2社と契約しており事務の仕事をしています。
正社員として会社に出社する当たり前の日常から離れ、完全在宅ワークとなった今、感じたこと、この暮らしで見えてきた自分に合った仕事や、働き方を見つめ直すきっかけとなりました。
・「物事をいかに端的に伝えるか」を常に意識するようになった
・当たり前だと思っていた日常が当たり前ではなかった
・仕事に対する向き合い方に変化があった
働いている企業について
1社目【あるサービスのサブスクリプションを運営】
ベンチャー企業の事務職の求人を見つけました。
履歴書→web面接を通り、晴れて採用となり喜んでいたのも束の間、フルリモートにもかかわらず誤字脱字だらけのマニュアルを渡され、「今日からこれ読んで仕事始めてね!」「分からないことがあったら気軽に聞いてね!」と軽く言われ呆然。
どのようなサービスを展開しているのかや、給与面などの説明はありましたが、仕事内容についてはマニュアルを渡されただけ。
システムの使い方さえも知らず、マニュアルを頼りに作業を始めました。
今では5〜10分程度で捌ける仕事を30分以上かけて行う始末。
質問するにも全てチャットでのやり取りなので、分からない点を文字に起こすことが大変で、苦労をしました。何もかもが分からないし、聞くことが多すぎる。
それに加えて、リーダーは報連相が苦手な方で「あ、それ言い忘れてました」「これから言おうと思ってました」の乱用で思うように仕事が進みません。
思い返せばよく続けたなと思いますが、今では人となりや指示の出し方、もちろん仕事内容についても把握したのでむしろ働きやすくなりました。
完全在宅の仕事で時給制のお仕事はそうそうないので辞めないで良かったと今では思っています。
その後コロナウイルスの関係で仕事量が減り、時間が出来たので追加で職を探し始めました。
2社目【IT系不動産】
たまたま求人サイトに載っていた仕事内容に惹かれ、募集が終了となっていましたが直接企業のホームページに問い合わせ、履歴書を送りました。
こちらの企業は前述した企業とは真逆でマニュアル、OJT共にしっかりと整っており、慣れるまでは常にzoomを繋げた状態で、いつでも質問が出来るような環境を用意して下さいました。
涙が出るほど嬉しく、完全在宅でここまでしてもらえることに驚きました。
OJTを担当してくださった方がとても良い方で本当によくして下さるのでこの会社に貢献したい、という気持ちに溢れています。
見えてきた自分に合った仕事、働き方
転勤族でなかったら完全在宅ワークの職は探していなかったかもしれません。
出社して毎日顔を合わせながら働き、飲み会へ行くことや苦手な人と上手くやっていく為に気を遣うことが当たり前だと思っていました。
また未曾有の疫病が大流行し、今までのワークスタイルが見直しされつつありますよね。
在宅ワークですと、コミュニケーションは全て画面越しですので人間関係は希薄になりがちです。
その分、行く必要のない飲み会や、上司の顔色を伺いながら仕事をすることがないのでストレスフリー。
良いことばかりではありません。文字だけで伝えるには限界がありますし、ややこしいことは直接伝えたいと思うこともしばしば。
徐々に慣れてきて、「物事をいかに端的に伝えるか」を常に意識するようにしているので業務に対する無駄はなくなりました。
9時〜17時まで働いて社会に揉まれないと経験にはならないと思っていたけどそれは間違いで、限られた時間を効率的に使うようになり仕事に対する向き合い方に変化がありました。
自分からガツガツいかないと淘汰される在宅ワーク。自分が仕事大好き人間であることを改めて実感しました。
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